私がスキー場救護活動に行く理由

あけましておめでとうございます。
ゆめみぐさ接骨院を開院して初めての年明けです。
冬といえば、私はスキー場救護に毎年参加しています。
「どうして接骨院の先生がスキー場に行くんですか?」
患者さんから、時々このような質問をいただきます。
理由はとてもシンプルです。
スキー場は“外傷の現場”だからです。
スキー場救護に関わるようになったきっかけ
私がスキー場救護に興味を持ったのは、大学2年生の授業がきっかけでした。
スキー場で活躍している柔道整復師の話を聞き、
「学生でも見学だけでも行けないだろうか」と、様々な方に相談しました。
当時、学生が救護所を見学するのは珍しかったようですが、
快く受け入れていただき、大学3年生のクリスマスイブに初めて現場に立つことができました。
国家資格取得後は友人とチームを組み、
毎シーズン救護活動に参加しています。
そして今シーズンで8年目となりました。
スキー場は外傷が最も多い場所の一つ
スキーやスノーボードでは、
• 転倒による手首・足首の骨折
• 肩関節脱臼
• 膝の捻挫や靭帯損傷
• 打撲や筋損傷
といった急性外傷が日常的に発生します。
これらは、柔道整復師が本来専門としている
「骨折・脱臼・捻挫・打撲・肉離れ」そのものです。
柔道整復師だからこそ出来る「診る力」
柔道整復師の強みは、
単に「痛いところを触る」だけではなく、
• どの動きで痛みが出るのか
• 腫れ方や熱感はどうか
• 関節の不安定性はないか
• 骨折や靭帯損傷の可能性はないか
といった点を細かく評価しながら症状を診ることにあります。
スキー場の救護所では、
限られた情報と時間の中で、
「これは軽症か」「固定が必要か」「病院へ送るべきか」を
即座に判断しなければなりません。
この判断力こそが、柔道整復師の専門性です。
固定と後療法の“細かさ”が回復を左右する
骨折や重度の捻挫では、
固定の仕方ひとつで、その後の経過が大きく変わります。
• 固定が弱すぎれば悪化する
• 強すぎれば循環障害や拘縮を招く
• 固定範囲や角度がズレれば回復が遅れる
柔道整復師は、
その時々の状態に合わせて
固定の強さ・範囲・巻き替えのタイミングを細かく調整します。
また、腫れや痛みの変化を見ながら
段階的に固定を軽くし、
後療法へと移行していく判断も非常に重要です。
この経過を細かく診続けられることは、
柔道整復師ならではの強みだと感じています。
現場経験は施術の質を高める
スキー場で多くの外傷を経験することで、
• 骨折を疑うポイント
• 固定の強さや範囲の見極め
• 後療法へ移行するタイミング
• 経過中に起こりやすいトラブル
を、机上の知識ではなく
実体験として身につけることができます。
これは、日常の接骨院業務だけでは得にくい、
非常に貴重な経験です。
「怪我を診る接骨院」であり続けるために
近年、接骨院は
「マッサージ」「骨盤矯正」のイメージが強くなっています。
この現状に対し、
「本来、接骨院は怪我を診る場所なのに」と、
正直、心苦しさを感じることもあります。
柔道整復師の原点は、
怪我を正しく評価し、適切に処置することです。
スキー場救護に携わることは、
その原点を忘れないためでもあります。
ゆめみぐさ接骨院は“本物の接骨院”として
ゆめみぐさ接骨院では、
• 骨折・捻挫などの外傷への対応
• 状態に合わせた適切な固定
• 経過を見ながら行う後療法
• 必要に応じた医療機関への紹介
を大切にしています。
スキー場での救護活動は、
その姿勢を支える大切な経験の一つです。
これからも
「怪我をきちんと診て、きちんと治す接骨院」であり続けるため、
現場に立ち続けたいと思います。








